皆様、こんにちは。不定期でお届けしている雑談コラムです。
先日、東京ディズニーシーのケープコッドにあるミッキーマウスのブロンズ像について、アメリカに実在する漁師の記念碑が元ネタであるというお話をしました。今回はその続きとして、海外を航海するディズニー・クルーズ・ライン(DCL)の第1号船「ディズニー・マジック号」に設置されている、同じ形の像にスポットを当ててみたいと思います。
掲載した写真が、実際にマジック号のアトリウム(ロビー)に鎮座しているブロンズ像です。
通称「操舵手ミッキー(Helmsman Mickey)」と呼ばれており、船に一歩足を踏み入れたゲストを最初に迎え入れる、まさにこのクルーズ船のシンボルとなっています。カッパを身に纏い、傾斜した甲板の上で力強く舵を握る姿は、ケープコッドにあるものと全く同じ造形です。
実在の港町をモチーフにしたケープコッドにおいては「荒波に立ち向かう勇敢な漁師」としての意味合いが強い像ですが、実際のクルーズ船においては「ゲストを乗せたこれからの素晴らしい航海を見守るキャプテン」としてのロマンあふれる役割を担っています。
置かれている場所やシチュエーションによって、同じ造形でありながら少しずつ異なるバックグラウンドストーリーを感じられるのが、ディズニーの非常に奥深い演出です。
海を渡る豪華客船のロビーと、東京ディズニーシーの静かな漁村。遠く離れた2つの場所が、この一つのブロンズ像によって確かに繋がっているという事実は、ファンにとっても非常に興味深いポイントと言えます。